2024.12.18 保護司会活動
第64回全国矯正展 彦根保護区保護司会(滋賀県)
令和6年11月23日(土)・24日(日)の2日間、東京国際フォーラム ホールEにおいて、第64回全国矯正展(刑務所作業製品展示即売会)が開催されました。
これは、「社会を明るくする運動」の中央行事の一環として行われ、再犯防止に向けた矯正施設の取り組みや、受刑者が改善更生を目指して製作した製品の展示・販売を通じて、矯正行政への理解を深めていただくことを目的としています。
彦根保護区保護司会も保護局のブースに参加し、彦根保護区での活動を広く紹介しました。多くの来場者に、私たちの取り組みに関心を持っていただける良い機会となりました。
会場では、刑務所作業製品(CAPIC製品※) の食品から家具まで多彩な商品が展示・販売されました。これらの製品は品質の高さが評判で、多くの方に支持されており、今回も購入希望者で長蛇の列ができるほどの盛況ぶりでした。
CAPIC製品の売上の一部は犯罪被害者支援団体の活動資金として活用されており、社会貢献の一助となっています。
また、製品に込められた技術力や情熱は、犯罪・非行を犯した者の再犯・再非行を防止し,新たな犯罪被害者を生じさせないという役割を担っている矯正行政の意義を広く伝える役割も果たしています。
犯罪や非行に陥った人々の中には、更生への強い意志を持つ人が多くいます。
しかし、彼らが自立した生活を送り、社会の一員として立ち直るためには、安定した職場や支えとなる存在が欠かせません。受刑歴を理解した上で雇用してくださる更生保護協力雇用主会の皆さまはもちろん、一般企業の皆さまにも、罪を悔い改めた人々に「職場」という居場所を提供し、 新たな仲間として受け入れていただくことが、彼らの更生を大きく後押しします。
こうした更生支援への理解と協力が、さらに広がり、誰もが安心して暮らせる社会づくりに繋がることを願っています。
※CAPIC(キャピック)製品矯正協会刑務作業協力事業の英訳(Correctional Association Prison Industry Cooperation)の頭文字