活動紹介

2025.01.07 保護司組織活動活性化事業

保護司組織活動活性化事業に対する助成について

保護司組織活動活性化事業に対する助成は 更生保護法人立川更生保護財団及び ㈱ひまわりサービス からのご厚意による助成金を基に、保護司組織が実施する安全安心な地域社会を実現するための効果的な活動、更生保護関係団体相互の連携の強化や他の団体を含む地域ネットワークの構築に資する活動、保護司適任者の確保や保護司会の活力の増強に資する活動等に対し実施しています。このページでは保護司組織の活動報告書からその一部を紹介します。

 

練馬区保護司会(東京都)

【活動の名称】学習支援教室、子ども食堂、居場所づくり

保護司会が社会福祉協議会と連携して行っている事業です。学習支援を中心とした活動により、児童生徒が思考し判断する力を身に付けること、不登校などの受け皿、更に食事を提供しコミュニケーションをとることによる居場所づくりも図っています。(全国保護司連盟)


【活動の目的・趣旨】

非行や犯罪の原因の一つに、学力が低いことや、学習に気持ちが向いていないことがある。そのために、思考し判断する態度が身に付いていないことがある。非行や犯罪の予防の一つとして、学習支援をすることで児童生徒が勉強することの楽しさを感じ、自信につなげていけるようにする。

子ども食堂では、食事が整い安心できる居場所がつくれる。児童生徒同士、頼れる大人とのコミュニケーションをとることで、子どもの社会が広がると考える。


【活動の実施状況】

(どんぐりの家)

子ども食堂(月1回)

学習支援(月4回)参加者1回につき15名(小学生から高校生まで)

  小学生(宿題・苦手なものや好きな学習)

  中学・高校生(宿題、定期試験対策、余裕があるときは小学生に教える)

おまつりなど

保護者の相談や一人一人の児童の学習状況(強化してほしいことや、何を補充していくかなど)の相談を受ける。

(ひかり学習教室(よつば)

必要に応じて、小学生の学習を見る。(要請があったとき)月1回

中学生の定期試験対策

 教員経験者の保護司のほか、知り合いの元教員、地域の大学生の協力を得て学習支援を行っている。

(放課後プラス)

保護者が仕事から帰るまでのあずかりをする。

学習支援や、グループでの遊びをする。

学校の午前授業日や長期休業中に家で一人になってしまう児童を支援する。

学童に在籍していない児童・小学校4年生以上を対象に、社会福祉協議会、主任児童委員などを通して、保護者との連絡を取っている。児童同士(学年を超えて)が仲良くなり、大人との11ではなく、同学年異学年の交流があり、学習やレクリエーションを通して、交流が育まれていく。


【活動の実施による効果】

宿題は、必ず仕上げている。

宿題以外に、自分でやりたい学習を持参するようになった。

学校でわからなかったところを、自分から確認するようになった。

定期試験の成績が上がったと報告があった。

学校の個人面談で、自信を持って生活し成長したと、担任から褒められた。

(保護者の話から)

中学生が余裕があるとき、小学生に教えることがある。

友達同士で、教え合ったりすることができるようになった。


【配慮・工夫をした点】

一人一人に合った教材を用意したり、学習の進め方も工夫した。

本人や保護者と教材や方法を相談する。


【今後の課題等】

指導する講師等の確保

学校との連携

学習や放課後の居場所の様子、児童の気になるところ、学校での様子などの共有を図りたい。今後、保護司会として、学校公開に出向いたり、定期的な協議の場を設け、学校と具体的かつ有効な連携を深め、子どもの育ちに少しでも役立つ取組にしていきたい。

 

練馬区保護司会の紹介ページ

https://www.kouseihogo-net.jp/hogo/hogoshi/hogoshi_support/index/709