2025.04.18 保護司組織活動活性化事業
【柏地区】BBS布佐子供食堂



保護司組織活動活性化事業に対する助成について
保護司組織活動活性化事業に対する助成は 更生保護法人立川更生保護財団及び ㈱ひまわりサービス からのご厚意による助成金を基に、保護司組織が実施する安全安心な地域社会を実現するための効果的な活動、更生保護関係団体相互の連携の強化や他の団体を含む地域ネットワークの構築に資する活動、保護司適任者の確保や保護司会の活力の増強に資する活動等に対し実施しています。このページでは保護司組織の活動報告書からその一部を紹介します。
柏地区保護司会(千葉県)
【活動の名称】BBS布佐子供食堂
保護司会・更生保護女性会・BBS会がそれぞれの団体の特性を活かした三者連携による事業。また、この活動により地域内の協力者が増えるなど、地域住民に更生保護への理解を深める事業となっています。(全国保護司連盟)
【活動の目的・趣旨】
●BBS会を中心に、更生保護女性会と保護司の三者の連携を強化すること
●我孫子BBSが主体となり柏地区保護司会・東葛地区更生保護女性会が協力してスタートした「子ども食堂」は、多くの人々と地域で直接交流できる場であり、多忙な子育て中の人たちとゆっくり夕ご飯を食べておしゃべり出来る居場所となっている。子育て中や様々な環境にいる人たちの話を聞いたり、悩みを共有し笑顔になることで生活に少しでも余裕や温かさを感じてもらい、犯罪防止の一助にもなる意義ある活動と捉えている。
【活動の実施状況】
●布佐南近隣センターで毎月第2水曜日夕方5時から、シングルマザーや共働きで忙しい親子に夕飯を提供。
●BBS会員は、市内子供食堂ネットワークやフードバンクの運営者と企画、運営を担当。また、当日は食事のセッティングや親子の相談対応等。
●更生保護女性会員は、食事作り全般(メニュー作り、買い物、後片付け等)
●保護司は、全体の相談対応と保護司が育てた無農薬野菜やお米の提供。
【活動の実施による効果】
●大家族のような夕食風景になり、小さな子供の笑顔や母親のうれしい顔が見られる。
●本活動に賛同した保護司や協力して頂ける農家から季節野菜を提供していただき、回を重ね継続した活動を行うことで、自主的な協力や支援の輪が広り、子供食堂周辺の農家の協力も増えた。
●BBS会、更生保護女性会、保護司会が協力して「食」を通してコミュニケーションの 場が広がってきた。
【配慮・工夫をした点・今後の課題等】
●コロナ禍で、食べ物を扱う活動なので注意をして乗り切りホットしている。
●令和5年度で7年目を迎え、参加者の笑顔が沢山増えるように創意工夫をして進めていきたい。
●更生保護女性会員の高齢化が進んでいるので若者の発掘が今後の課題であるが、そのような状態を乗り越えるために、世代交代で中学生ボランティアを育成しており、現在5名が一緒に参加している。
●子ども食堂の運営には土地柄に合った、また、地域の特性や子どもたちの状況に合わせることが大事である。保護司会だけで運営するのではなく、主催者をきちんと位置付け、他の多くの団体と協力、連携して進めていくことも大切である。
(令和5年度助成事業報告)